2022年10月13日カテゴリー:

手でみるプロジェクト2022ワークショップ 『粘土で彫刻~生きている犬と犬の骨格をさわりながら~』

 盲学校の子供たちにとって手で触ることは見ることです。今年も小学部は手でみるプロジェクト2022に関わることができました。東京藝術大学で美術解剖学を専門にしている宮永美知代先生がオンラインで人間と動物の共通点や違いについてわかりやすくお話をしてくれました。人間は、哺乳類でおかあさんのお乳を飲んで大きくなる、これは犬や牛などと一緒であることを教えてくれました。また、骨格の違いを実際に骨に触って確認しました。

 盲導犬のPR犬の頭がやってきて、学習に協力してくれました。粘土で作品作りをしている間も、何度も何度もポーズをとってくれました。

作る時間が限られている中で、子どもたちは「もっと工夫したかった」と最後に言っていました。すると、山梨大学の武末先生が「私たちも作品をずっと作っていたいけど、時間には限りがあるの。その限られた時間の中でよりよいものを感じて作品を作るの。」と教えてくれました。

 作品は山梨大学の窯で素焼き、本焼きをしてもらいます。その後、県立図書館で触れる作品として、他芸術家とともに展示されます。台湾では、日本と台湾の若手彫刻家とともに作品が展示され、オンラインで台湾と本盲学校を結ぶことになっています。

実際に骨を触りながら説明を聞くことができました。

盲導犬のPR犬をたくさん観察しました。

20キロの粘土で作品を作りました。