ふれてみる絵本展2026 in山梨県立盲学校

 今年も1月28日(水)~2月12日(木)まで本校にて「ふれてみる絵本展2026」を行いました。毎年、山梨大学からの協賛により、ふれてみる絵本を寄贈していただいていることもあり、今回のようにたくさんの絵本に触れられる機会もいただいています。

 今年度も「塔の上のラプンツェル」などみんながよく知っている絵本があり、多くの幼児児童生徒が絵本を楽しむ様子がみられました。

 

 

たくさんの絵本があります
この本は、どうかな?
感触がいいわね~
わあ、かわいい!! 
ラプンツェルの髪の毛だ 
いろいろな物があるね
この本たのしそうだね
なるほど~

野鳥模型の体験会『3Dプリンタで広がる“触れて学ぶ”世界』

 2026年2月3日(火)、慶應義塾大学のみなさまのご協力をいただき、3Dプリンタで製作された野鳥模型の触察体験会を実施しました。慶應義塾大学では、野鳥を立体的に再現し、触って形を感じ取りながら、音声ガイドと組み合わせて理解を深める研究が進められています。今回はその一部を本校の児童・生徒が体験させていただきました。

 

 

 小学部3名、中学部・高等部普通科5名の計8名が参加しました。触察用に作られた模型は、翼のつき方、口ばしの形、体の大きさなど、鳥ごとの特徴がよく表現されています。児童・生徒たちは、模型に触れながら「尾が思ったより長い!」「くちばしってこんな形なんだ」など、発見したことを楽しそうに伝えていました。

 また、高等部では理科の授業時間に実施し、鳥類の分類や体のつくりを学ぶ内容と結びつけました。平面的な図だけでは分かりにくい部分も、立体に触れることで理解が深まった様子でした。

 3Dプリンタを活用した教材は、視覚に頼らず「実際に触れて理解する」学習を大きく広げてくれる可能性を感じます。本校でも、今後の授業にどう活かせるか引き続き検討していきたいと思います。

 

 

 今回の体験会は、ご協力いただいた皆様の温かいサポートにより実施することができました。心より感謝申し上げます。

教材の寄贈

 NPO法人テクたまご様、熊本大学の盲学校用教材開発サークルsoleil様より触って国の位置や形を確認できる「タッチマップ世界地図」を寄贈いただきました。この教材は各パーツ(海、陸地)の素材を変えており、触覚で違いが分かる他、付属のペンで国ごとに貼ってあるシールにタッチすると、音声により国の名前を教えてくれる教材にもなっています。

 早速使用した生徒からは、「紙の地図ではわかりづらい大きさや形の違いが分かりやすく、ゲーム感覚で使用でき楽しく学習することができる」などの感想が聞けました。

 

 

【予想と答えが違うと近くの国と合わせて確認していました】

 

 また、音声式投球パネル「おしゃべりボールぽん!」も寄贈いただきました。これは、揺れると音が鳴るボールを、壁に掛けられたパネルに投げると、当たった場所を音声で教えてくれるものです。

 早速、幼稚部の幼児が授業で活用しました。ボールが当たった場所が見えなくても音声で教えてくれるので、弱視や全盲の子どもたちでも自分で把握しやすく、意欲的に取り組むことができました。

  

【声で場所を確認しながら楽しんでいました!】

 いつも盲学校の子どもたちのために、いろんな教材を開発してくださるNPO法人テクたまご様、「soleil」様に、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

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