2024年6月7日カテゴリー:

令和6年度 理療クラブ 検校祭 開催しました!

 今年度の「検校祭」は、6月7日(金)に例年実施している治療奉仕に加えて、池田地区住民の皆様との交流を通して、盲学校理療科を広く知っていただけるようなイベント企画の2本立てで実施しました。

 4月から理療クラブの生徒たちが思考を重ね、当日まで準備してきた初めての企画です。検校祭の意味、治療奉仕に込められた感謝の意味、理療科で実施されている職業教育の理由など、皆様に知っていただきたいことがたくさんありました。

 何度も話し合いを重ねた結果、テーマを「杉山和一検校の遺徳を偲び、古から現代へとつなぐ盲学校での職業教育」と決め、それに見合う展示物を選び、自分たちの発表内容も杉山和一検校から受け継ぐ「管鍼法」での授業内容を知っていただくこととしました。当日は、予約いっぱいの地域住民の方々の参加の他、YBSテレビや山日新聞社の取材も入り、ドキドキ緊張の発表でしたが、さすが成人の生徒たち。手に汗握る中でも自分の役割をしっかり果たし、大きな拍手をいただいていました。

 その後は私たち本業の治療奉仕です。理療科の教員たちも加わり、イベント参加の皆様に心を込めてあん摩マッサージ指圧の治療奉仕をさせていただきました。参加者の皆様からも「検校の意味がわかった。」「初めて見る鍼道具に感心しました。」「体の痛みがなくなり楽になった。」などの感想もいただきました。

 理療クラブの生徒たち、それを陰から支えた理療科の教員たち。みんなで協力して成し得た大盛況の「検校祭」でした。最後は、理療クラブ会長の掛け声に1本締めで充実した1日を閉じました。池田地区住民の皆様、ご協力いただいた全ての皆様に感謝いたします!

 

 

【地域の皆様との交流イベント】
【教材、鍼道具などの展示】
【生徒の発表の様子】
【施術奉仕の様子】