本校の食育指導

本校の食育・給食

 本校の給食は自校方式で、学校専属の栄養士が立てた献立を、調理員が毎日手料理しています。そのため、栄養バランスが整っており、温かくておいしい給食です。給食の時間には、全校幼児児童生徒が食堂に集まって楽しく食事をしています。

 また、隣の甲府支援学校と共同の厨房で調理をしているため、摂食指導に欠かせない形態食を調理することが可能となっています。摂食指導が必要な幼児児童生徒は、形態食を利用することで、安全で食べやすい形態の食事をとることができています。

 

★視覚障がいに対する配慮と指導

・ご飯粒が見やすいように、黒い茶碗を使用する。
・配膳時に、主食・汁物・おかず・デザート・牛乳・箸やスプーンをお盆の同じ場所にいつも配置する。
・配膳用のお玉やトングに色つきのものを用意し、料理が見やすいようにする。
・食材がどのような形態をしているか、触って確かめられるようにする(可能な際に栄養士が用意しています)。

 

[小食堂]

静かな空間で落ち着いて食事ができるよう、幼稚部は小食堂を使っています。

[大食堂]

小学部から専攻科はこちらで食事をします。

配膳された食事です。ご飯は黒い茶碗に盛り、見やすくしています。

毎日栄養士が考える、給食や食材などに関するクイズが人気です!

 

★形態食ってなに?

 嚥下(飲み込み)や咀嚼(かむこと)が十分にできない場合、普通食では食べにくいだけでなく、無理に食べようとすることで誤嚥につながるため、危険が伴います。そこで、摂食指導によって嚥下や咀嚼の力をつけていく必要があります。形態食は、摂食指導のステージに合わせた状態にした食事になっています。

 

①普通食・・・いわゆる通常の調理形態のもの
②初期食・・・つぶがなく、とろとろのペースト状にしたもの(ヨーグルト状)。
③中期食・・・舌で押しつぶせる程度の軟らかさにしたもの(絹ごし豆腐、ムース等)。
④後期食・・・歯ぐきでつぶせる程度の軟らかさにしたもの(煮野菜、肉団子等) 。
⑤病態食・・・普通食を基本に、カロリー制限やアレルゲンを除去したもの。
※病態食は対象者がいる場合に対応する。

 

以下は写真です。

初期食

中期食

後期食

普通食

 

形態食を食べている幼児児童生徒は、年に2回、歯科校医の先生に摂食指導をしていただいています。

 

★形態食について、また再調理の方法などについては、甲府支援学校の給食のページにも詳しく載っていますのでご参照ください。

甲府支援学校