ICTの概要

本校のICTの概要(情報担当)

 

1 ICT活用の状況

 本校では、平成13年度末に教職員用パソコン(ハイユースパソコン)と生徒用パソコンが導入されました。現在、教職員も生徒も、そのパソコンを積極的に使用して、校務や学習活動に取り組んでいます。

 

 具体的には、小学部においては、各教科や総合的な学習の時間においてのインターネットの利用、学習の成果をまとめる学習に使用しています。中学部や高等部本科普通科においては、インターネットを利用して情報の教科はもとより、各教科や総合的な学習の時間などでコンピュータやタブレット型端末を使った学習が行われています。特にタブレット型端末(特にiPad)は視覚障害の状況を補う補助機器、補助教具としての活用も積極的におこなわれています。保理療科や保健理療科では、就職後にむけて実践的なコンピュータの活用(カルテの作成、表計算など)の学習を行っています。

 

2 児童生徒用パソコン、タブレット型端末について

 生徒用パソコンについては生徒用パソコンはパソコン室に10台が配置されています。 これらは音声によるスクリーンリーダーを入れてあり、視覚に障害があり画面が見えない(見えにくい)児童生徒が使用できる環境にしてあります。印刷環境としては、ページプリンター、点字プリンター、カラープリンターも配置されています。 また、生徒の視力や視覚障害の程度によってパソコンが利用できるよう、画面の背景の色を変えたり、画面の拡大表示をするソフトを入れたり、またタッチパネルのディスプレイなどを準備したりしてあります。生徒用パソコンも山梨県総合教育センター経由でインターネットに接続されていますので、日常の学習の中でインターネットを利用した授業にも活用されています。

 

 その他、マルチメディアボード、大型モニター等も設置されており、授業での教材の提示やテレビ会議システムに利用しています。 地上デジタル化にも対応した大型テレビも配置し、情報教育に限らず、多くの教科においてパソコン室を使った授業や行事が行われています。

 

3 タブレット型端末(iPadを使用)の活用について

 現在、9台のiPadがあり授業や行事で使用されています。iPadは様々な活用をされています。教科学習においては、教科書の内容をiPadに入れておきデジタル教科書としての使用をしています。視覚の障害の状況に応じて文字や写真を拡大したり、また、画面の色を反転したりしてそれぞれに応じた見やすさで使用します。iPadとモニターを接続して、ホワイトボード代わりに使用しています。文字や図などを目の前で提示することができます。

 

4 教職員用パソコンについて

 教職員の授業支援、成績管理、勤務管理のためのパソコン(ハイユースパソコン)は、寄宿舎指導員以外の教職員全員に配置されています。全てノートパソコンなので、職員室の机の上に設置してあります。教科によっては授業に持参し、映像や音声などのプレゼンテーションに使用しています。

 

 職員室では、これらのパソコンがネットワーク化されており、4台のページプリンタから自由に印刷することができます。 また、インターネットにも接続されていますので、電子メールによる送受信も行うことができます。 さらに、教職員間でのメーリングリストも稼動していますので、グループ間での電子メールの送受信による連絡が効率的に行えるようになっています。職員会議の資料を電子メールで全員に配布し、ペーパレス化を進めています。校内にはファイルサーバーを設置してあり、各分掌や学部のデータを一括管理し、校務の効率化、情報の保護を図っています。

 

5 点字・点図の作成ついて

 点字や点図の教材を作成する部屋が用意されています。コンピュータ及び各種点字プリンターが配置されてあり、点図の作成、印刷や点図の作成、印刷ができるようになっています。

 点図の作成には、作成ソフトEdel(藤野稔寛氏作成)を使用しており、理科や数学を中心に各教科で作成されています。

 平成23年度には、全国ラジオチャリティミュージックソン実行委員会寄贈の立体コピーのためのシステムが1セット導入されました。