山梨県立盲学校の概要・沿革・入学
               
◇校訓  「和顔愛語」 
     なごやかな顔と思いやりのあるやさしいことば

 1.本校の特色
 本校は大正8年私立山梨訓盲院として発足しました。その後、県立移管を経ながら、96年あまりの歴史を有し、1400名あまりの卒業生・修了生を送り出しています。卒業生は、県内外で、はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師を中心として各分野で活躍しています。最近では、訪問マッサージという新しい分野での就職も多くなっています。高等部本科普通科の卒業生のうち、福祉就労や一般企業への就職する生徒もみられます。
 本校は、日本で初めて系統的に盲ろう教育実践が行われたという歴史を持っています。9度にわたり文部省実験学校に指定され、ヘレン・ケラーが学んだ世界的にも有名なアメリカのパーキンス盲学校校長が訪れるなど、国内における盲教育の先駆的役割を果たしてきました。目の前の子どもの行動の意味を考え子どもに学んでいくという当時の教育実践に学び、現在の教育実践に生かしていく精神を現在も大切にしています。これまで国立特別支援教育総合研究所で管理運営規程により管理されていた当時の教材資料の全てを、平成23年1月に本校に受け継ぎました。資料を整理し、広く公開すべく取り組んでいるところです。
 研究活動では、平成6年度に文部省特殊教育教育課程研究校に指定され、平成7年度に全国公開の研究大会を開催しました。また、平成6年度より弱視教育相談室を設置し、現在のEye愛ひとみ相談支援センターとして、視覚障がいのある乳幼児、児童、生徒とその保護者、並びに成人の方々に対して広く学校外にむけて教育相談活動を展開しており、その取り組みは高い評価をいただいております。

  (山梨県立盲学校創立80周年記念誌PDF)

  (山梨県立盲学校創立90周年記念誌PDF)

   
 2.学校の沿革
    大正 8年 4月   甲府市連雀町山梨キリスト教会において、私立山梨訓盲院命名式を挙行
          5月   甲府市立琢美尋常小学校講堂において開院式を挙行
    大正11年 4月   聾部を併設し私立山梨盲唖学校となる
    昭和17年 4月   県に移管 山梨県立盲唖学校となる
    昭和24年 4月   県立盲学校と県立ろう学校に分離
    昭和38年 4月   日向町(現在の甲府北口2丁目)から現在地に移転
    昭和61年 4月   高等部本科普通科に重複障害学級を設置
    平成 7年 4月   高等部に専攻科保健理療科を設置
    平成11年10月   創立80周年記念式典挙行
    平成14年 6月   ホームページ全面更新
    平成17年 4月   ふじざくら養護学校内に「盲学校サテライト教室」を設置
    平成17年 8月   盲学校・甲府養護学校寄宿舎「ひびき館」竣工
    平成18年 7月   盲学校新校舎棟竣工
    平成18年 7月   関東盲学校グランドソフトボール大会優勝
    平成18年 8月   全国盲学校野球大会出場第4位、個人賞として敢闘賞受賞
    平成20年 2月   新体育館竣工
    平成20年 2月   「盲ろう唖」教育教材・資料展@開催
    平成20年 3月   グラウンド及び外構工事竣工、盲学校校舎改築工事完了
    平成20年 5月   新校舎披露式及び創立90周年記念式典挙行、
               あわせて「盲ろう唖」教育教材・資料展A開催
          7月   関東地区盲学校グランドソフトボール大会優勝
          8月   全国盲学校野球大会出場
    平成22年 3月   県道中下条甲府線(通称飯田通り)「ライトハウス入口」の交通案内標識
               に「盲学校」の文字が追加表示される。
          7月   第85回平成22年度全日本盲学校教育研究大会・山梨大会開催:主管校 
               企画展として「盲ろう唖」教育教材・資料展第3回開催
    平成23年 1月   盲ろう教育教材資料管理運営規程制定
          3月   視覚障害教育相談・支援センターの名称を「Eye愛ひとみ相談支援センタ
               ー」と改称
    平成24年 6月   関東甲信越地区盲学校弁論大会 主管校。 第1位全国盲学校弁論大会へ
               出場。
    平成25年 7月   関東地区盲学校グランドソフトボール大会準優勝。
    平成26年 8月   関東甲信越地区視覚障害教育研究大会開催 主管校。
    平成27年 4月   山梨県教育委員会インクルーシブ教育システムの構築に向けた「合理的配
               慮」実践研究事業指定校。
          7月   関東地区盲学校グランドソフトボール大会主管校。
    平成29年 1月   山梨県教育委員会インクルーシブ教育システムの構築に向けた「合理的配
               慮」実践研究 公開研究会
  
新校舎(正面玄関より) 校訓「和顔愛語」 新校舎全景(西側校庭より)

 3.山梨県立盲学校関係史
    1610(慶長15)年:管(かん)鍼法(しんほう)の考案者、杉山和一が伊勢国(三重県)に生誕。
    1682(天和 2)年:杉山和一の鍼(しん)治(じ)講習所(学問所)が、江戸・両国に開設され
                る。
    1784(天明 4)年:バランタン・アユイがパリに青年訓盲院「世界最初の盲学校」を設立。
                (*)
    1809(文化 6)年:ルイ・ブライユがパリ郊外のク−ブレ−に生誕。(*)
    1825(文政 8)年:ルイ・ブライユが六点式点字骨子を完成。(*)
    1854(安政 1)年:ルイ・ブライユの六点式点字をフランス政府公式認可。(*)
    1878(明治11)年:京都府盲唖院[京都府立盲学校前身]開設。(*)
    1880(明治13)年:楽善会訓盲院[東京盲唖学校、筑波大学附属視覚(及び聴覚)特別支援
                学校前身]業務開始。(*)
    1888(明治21)年:横浜市立盲特別支援学校前身設立。
    1890(明治23)年:石川倉次がブライユ点字を翻案した日本点字を、東京盲唖学校内の点字
                撰定会で採用。日本点字制定。(*)
    1898(明治31)年:静岡県立静岡視覚特別支援学校前身設立。
    1900(明治33)年:長野盲学校前身設立。
    1903(明治36)年:甲府鍼科組合発足(甲府鍼灸マッサ−ジ師会前身)。
    1907(明治40)年:東京にて、第1回日本盲唖学校教育会[全日本盲学校教育研究会前身]
                開催。
    1908(明治41)年:山梨鍼按組合発足(甲府鍼科組合が改称)。文京盲学校前身設立。
                埼玉県立特別支援学校塙保己一学園前身設立。
    1910(明治43)年:平塚盲学校前身設立。
    1912(明治45)年:松本盲学校前身設立。
    1916(大正 5)年:世界最初の盲導犬訓練学校がドイツに設立。(*)
    1922(大正11)年:大阪毎日新聞社が「点字大阪毎日」(1943年に「点字毎日」に改
                題)を創刊。(*)
    1954(昭和29)年:社会福祉法人 山梨ライトハウス設立。
                視覚障害者情報提供施設 山梨県盲人福祉センタ−(点字図書館)設立。
    1955(昭和30)年:山梨県鍼灸マッサージ師会設立。
               :山梨県盲人会(山梨県視覚障害者福祉協会前身)設立。
    1963(昭和38)年:盲児施設青い鳥学園開設
    1970(昭和45)年:国際盲人協会の会長によって、10月15日が「国際白杖安全の日」と
                宣言された。(*)
    1976(昭和51)年:知的障害者更生施設青い鳥成人寮開設
    2008(平成20)年:国連障害者権利条約発効。
    2009(平成21)年:点字創始者「ルイ・ブライユ」生誕200年
                日本点字考案者「石川倉次」生誕150年
    2010(平成22)年:管鍼法考案者「杉山和一検校」生誕400年 
    2015(平成27)年:山梨山梨近代人物館(山梨県庁別館内)が開館。明治時代から戦前まで
                山梨に貢献した人物を紹介。本校の前身 私立山梨訓盲院初代校長塚原
                等氏が「山梨最初の特別支援学校の創立者」として展示される。
      《参照》
    (*)『切手が伝える視覚障害−点字・白杖・盲導犬−』大沢秀雄著:2009年刊;彩流社

 4.本校の教育の目的
  幼児児童生徒の特性と能力に応じて、幼稚園、小学校、中学校または高等学校に準ずる教育及び職業
 教育を施すとともに、障がいによる学習上又は生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識技能
 を授け、健康で安定した生活のできる人間を育成する。
  同時に、地域の視覚障がい教育に関する相談・支援センターとしての役割を果たす。
 (1)教育目標
      健康で心豊かな人間を育成し、自己実現・社会的自立ができる力を養う
 (2)教育方針
      自主自立の精神を培う
 (3)教育目標を達成するための基本方針
      @ 一人一人の幼児児童生徒の障がい及び能力・特性に応じた適切な指導を通して個々の
    可能性を引き出し、最大限に伸ばす。
  A 視覚障がいに基づく学習上又は生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識・
    技能・態度及び習慣を養い、心身の発達の基盤を培う。
  B いきいきとした集団活動を通して、自主的・実践的な態度を育てるとともに、豊かな
    社会性の育成に努める。
  
 5.学部構成
【幼小学部】
  ・幼稚部(3歳〜5歳)
  ・小学部(6年課程)
 
【中学部】
  ・中学部(3年課程)
  
 視覚障がいに配慮し、幼稚園、小学校、中学校に準じた学習をします。(重複障害学級もあります。)
【高等部】
  ・高等部
    本 科 普通科  (3年課程)

    本科保健理療科(3年課程)
    専攻科 保健理療科(3年課程)
    専攻科 理 療 科  (3年課程)

 視覚障がいに配慮し、高等学校に準じた学習をします。
(重複障害学級もあります。)        
 職業課程では、職業的自立を目指しています。
(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の資格取得を
 目指しています。)
【寄宿舎】
   寄宿舎も設置されています。
   
 6.生徒の実態 
       (学年別在籍児童生徒数
   (平成29年5月1日現在)
 学年別在籍児童生徒数
  
学部/学年 1年 2年 3年 合計
幼稚部 3歳児:1   4歳児:2  5歳児:2
小学部 2年:1  3年:2  4年:1  6年:2
中学部  2
高等部本科普通科
高等部本科保健理療科
高等部専攻科保健理療科
高等部専攻科理療科
 計 26 
 7.幼稚部・高等部への入学について
参考 平成28年度山梨県立特別支援学校幼稚部及び高等部入学選抜の基本事項について
 http://www.pref.yamanashi.jp/gakkosui/tokubetsushien/tokubetsushienkyouiku.html
 
※平成29年度版については、決まり次第掲載いたします。

 8.生徒募集及び学校見学、入学相談の御案内
入学相談についてはこちらをご覧ください。

入学相談は随時行っていますので、電話等で連絡いただければ担当が相談に応じます。
  教務係  пi055)226−3361 FAX(055)226−3362  
      E-mail : kyomu(アットマーク)kai.ed.jp


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